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藍ニュース(2013年9月1日号)

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第18回由良川藍染作品発表会まで あと3ヶ月

11月30日(土)・12月1日(日)  福知山市厚生会館

9・10・11月は発表会にむけて「作品づくり」にスタートを
   ~一人3点以上をめざし~

 30度を超す猛暑の続いた今夏、会員の皆さんお変わりありませんか。水不足で藍の成育も思わしく育たず収穫も如何でしたでしようか。
 9月を迎えました。由良川藍復活から31年目の発表会、第18回を迎えます。「種からまいて藍を育てすくもを作り藍を建て染める」自分で作り建てた藍液で作品をつくる、由良川藍染ならではの自分色でオリジナル作品をつくり出す、この喜びこそが同好会の活動です。今日まで学んで積み重ねてきたいろいろな技法を生かして作品づくりに取り組みましょう。
 「発表会」は、会員一人ひとりの一年間の活動のまとめを作品に託してみていただき、お互いが交流し学び合う場です。決して等級をつけて競い合う場ではありません。古い会員も新しい会員もお互い励まし合って作品づくりに取り組みましょう。


内藤先生の型染連続講座   8/19~9/4 5日間
   熱心に、必死の受講15名


 どんな作品ができるかおたのしみに
 8月19日から始まった内藤英治先生の本格的な「藍型染講座」初日は各人がスケッチをしてきた夫々のモチーフにアドバイス、親切丁寧に。4時間ビッシリと! 2日目はデッサンの再点検と草稿の仕方を学ぶ。小中学生以来デッサンとか絵など描いた事のない六・七十代のおバアさん相手に一人ひとりの思いを聞いて引き出しながら、作品づくりの基本となる一・二課を重点に教授。受講者のみんなは必至の思いでオリジナルの下図に取り組みました。型彫は宿題、次は糊置きとお染めへと進みます。
 本当に世界に唯一つ自分の思いを作品にぶち込んだ型染め! さて、どんなのができます事やら! みなさんおたのしみに!

ー受講者の感想ー
 内藤先生の講習を受けて 間島 明美

 日展を見に行った美術館で躍動的で生命力あふれる作品に感動して写真を購入していました。それが内藤英治先生の作品だったのです。
 藍同好会に来て下さる事を藍ニュースで知り早速申し込みました。花城さんよりスケッチをしておく様連絡があり8月6日講習に向けて各自のスケッチを点検アドバイスを受ける。
8月19日〈午後1時~4時〉内藤先生  ◎オリジナルデザインについて
・自然の中から面白い物を発見する。
・時間を共にする。必ず動いて変化している。〈風・光・匂い・形態〉
・自分が気に入った物をどう表現するか。それを発見するためスケッチは必要である。
・見るポイントは草稿で確かめられる。
 一喜一憂しながらスケツチ→草稿→型彫りと進んでいます。内藤先生にご指導いただける事に感謝しながら、自然を見る目を養い、作品が出来上がる様皆様とともに努力したいと思っています。


生葉染親子体験教室
   ~ 中央公民館主催 ~8月4日


 花城さんを講師に同好会員さん5人の協力を得て生葉染体験教室が開かれました。大人・こども合わせて18人の参加で絹のストール・ハンカチを染めました。朝4時起きで花城さんの畑で刈りとられた生き生きとした藍の葉150gに塩と水を加え、可愛い手で一生懸命に液をもみ出し、ビー玉や輪ゴムで模様をつけた布を入れ、さらに葉と共にもみこみ染め上げます。「種からまいて染めまで」の一年間の取り組みの資料を写真に収めたり質問をノートにとったりと熱心な中での親子教室、今年もまた新しい仲間の中に藍の魅力が広がる取組となりました。


「福知山ドッコイセまつり」
    8月14日   同好会の連で参加ー20名ー


 お盆初日で孫たちの帰省や来客で参加が困難な日となりましたが、都合をつけて下さった会員8名と家族・子供・孫と20人のにぎやかな「藍の連」で夏の夜のひととき、汗を流した楽しいドッコイセまつりに参加できました。15日のガス爆発事故で後の計画は中止となり、今夏一日限りの踊りの日となりました。


福知山花火大会ガス爆発事故
   被災者のみなさんに心からお見舞申しあげます


同好会にもお見舞いの電話やお便りが届いています。大分遊草会の佐藤様、京都の斉藤先生、内藤先生、中桐先生などから、また遠くの会員さんからも。
 おかげで同好会員の中には被災者はありませんでした。ご心配ありがとうございました。


投稿コーナー

東日本大震災 被災地の子どもたちに  藍染額をプレゼント  花城 正明


   東日本大震災支援集会〈京都生協の取組〉が綾部志賀の郷公民館で8月17日に行われました。宮城県の南三陸の中学生57名が舞鶴・綾部を中心に地域の人たちと交流を行ったものです。その中で福知山藍同好会の活動を写真と藍の葉で紹介致しました。
 交流記念にと藍の型染めで作った額を中学生全員〈60個余り〉の皆さんに贈呈し、とても喜んでいただきました。 由良川の藍で東北の子供たちを元気づけてあげられたらとの思いで贈りました。


まつり反省会を開きました
8月3日 サンプラザ万助にて


 6月23日厚生会館で開催した第16回由良川藍まつりの反省会を開きました。次への取り組みに向けた積極的な意見交換をすることが出来ました。「作品点数に対して会場が少しセマかったのでは」「個人作品は毎年創意ある新しい物が出品され好評で完売」「のれんなど展示方法の再検討が必要では・・」
「手づくりの藍染め看板は良かった」などの意見が寄せられました。





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