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藍ニュース(2013年11月1日号)

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「案内はがき」出来ました。友人・知人におさそいを!!
――新しい技法の作品もズラリと並びます――

 第18回を迎える発表会まであと一ヶ月となりました。「種からまいて藍を育て染めまで」と自分で作った藍で自分の作品を染める。由良川藍ならではの鮮やかな藍色、各人のオリジナル作品が並びます。全国に広がった由良川藍、今年は他府県に点在する遠くの会員さんの作品も出展されます。また、新しく学んだ技法の作品も出展、乞うご期待です。
 18年間、同好会を支えて下さった多くの皆さんに感謝し、更に藍を愛して下さる輪が広がる事を願って友人・知人・新しい人へのお誘いかけを広め、発表会をみんなの力で成功させましょう。「案内はがき」を活用して下さい。

東北大震災被災地
岩手県障害者支援グループ訪問・交流

花城 正明・マサ子

 10月18~19日、京都の斉藤洋先生の紹介で岩手県へ藍の布を送ることで交流の始まった施設を訪問しました。訪問先は、障がい者自立センターかまいし(釜石市)サンガ岩手(大槌町)ハックの家(田野畑村)ゆいとりの会(田老町仮設)沿岸被災地等です。
 
 沿岸被災地を車で回りながら見てきましたが何も無い荒れ野の風景です。ここに街があったのでしょうか、言葉が出ませんでした。高台への移設の工事もしていましたが復興が進んでいない感じがあります。しかし被災者の人たちは各地仮設から工房に集まり障がい者の人達もモノ作りを通じて元気に前に向かって進んでいる姿を感じてきました。
 藍の布を使って新たな命ある商品にしていただいた皆様との交流は藍を通じて永く続けられるものと思っています。私たちは私たちの出来ることで交流を継続し少しでも後方支援になればと願っています。
 各施設で行ったのは、福知山藍同好会の「種から蒔いて育てすくもを作り染めまで」の藍染は誰でもできるの原点の取組を写真と現物を見てもらいながら工程を説明しました。これならできると感じてもらえたと思います。
 今後の手工芸を通じての交流と事業化に少しは貢献できるのかなと感じました。
 
 私たちの訪問に際して中心となって活動しておられる代表の山崎耀樹さんには2日間に渡るご案内と長距離に渡る運転、お話しと大変お世話になりました。被災した環境にあっても何事にも負けない皆様の強い意志を感じ取ることができました。御礼申し上げたいと思います。

「第49回福知山市展」
 入賞・入選おめでとうございます

 今年も福知山市展に同好会から10人が出展、全員が入賞・入選されました。ご紹介します。〔敬称略〕
 
奨励賞 間島 明美 タペストリー
    安田 紅子 織
賞候補 花城 正明 タペストリー
入 選 広瀬 美穂子   〃 
    茂籠 和美 着物と帯
    足立 浩子 タペストリー
    山本 有子 帯 〔カリヤスと藍の重ね染め〕
    足立 律子 着物
    飯沼 潤子 パネル
    花城 マサ子  〃

今年も庵我小三年生が藍染体験
地元の伝統文化学ぼうと

 10月8日由良川藍の地元・庵我小学校三年生の24人が工房を訪れ「藍染体験学習会」を行いました。はじめに花城さんから「藍の歴史や種からまいて染まで」の一年間の活動のお話しを聞き、その後二班に分かれ、学校で夫々がビー玉や輪ゴムなどを使って絞ってきたハンカチを染めました。一方の班は美しく色づいた藍畑と主屋での藍染作品を見学、いろんな質問をしながら楽しく学び合いました。自分たちが絞った白いハンカチを藍液の中に浸し、引き上げ空気に触れることで青色に変っていく瞬間に大きな感動。〝藍はまほうの液や!〟とオリジナルのハンカチに満足。可愛い笑顔に元気をもらいました。
 また、11日には、あやべ女性グループ14人が本藍染の体験に工房を訪れ、すぐに身につけるものをと「スカーフ染め」を楽しんでいただきました。二日間、花城さんをはじめお世話になった会員のみなさん、ご苦労さまでした。






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