一つ上へ



藍ニュース(2014年2月1日号)

PDF版はこちら

福知山市役所玄関に『由良川藍染大のれん』掛る!!

「お城と踊りのまち・ふくち山」の大のれん

~ 1月20日(月)同好会員も参加して ~

 福知山市では藍染めとの関わりを深め「藍のれん」を活用した賑わいのあるまちづくり活動を支援する『藍のれんプロジェクト事業』が平成23年度から実施されてきました。昨年12月末時点で27件126枚が補助事業をうけ、市内の商店の軒先に「藍のれん」が飾られるようになってきました。
 今回は福知山市役所玄関に、伝統文化の「藍染めのれん」をと、同好会へ製作依頼をうけました。
 高さ130㎝・巾90㎝の5枚のれんは、今までにない大きなものである事、型彫とのり置き、むらなく染め上げることへの不安など、その上発表会を控えての時期とも重なりましたが、会員のみなさんの積極的な受け止めの中、巨大のれんの製作を完成させることができました。
 20年間学んできた、様々な技法を集め、製作にあたった会員は、心をこめて今日までの集大成の作品として立派に作り上げることが出来ました。「福知山藍同好会」の誇りであり喜びです。20周年を迎える年を飾る、うれしいニュースをお届けします。


1月21日の京都新聞に大きく報道されました


東北大震災支援活動
NPO法人『障がい者自立センターかまいし』
開所おひろめ「由良川藍染作品展」を開催

 東北大震災支援活動で交流が始まって以来、岩手の三つのグループの窓口となって下さっていた山崎耀樹様が、今度NPO法人「障がい者自立センターかまいし」を起ち上げられ、昨年10月1日に事務所が開所されました。そのお披露目の取り組みとして「由良川藍染作品展」を開催したいとの要望があり、花城さんを中心に昨年暮れ取り組んで頂きました。同好会員12名の作品21点を出品、1月16日~22日まで、釜石市の自立センターで展示開催されました。
 次に山崎耀樹様より寄せられた出展お礼の手紙の抜粋を掲載します。

 『拝啓 日暮れが、遅くなってきたことを実感しています。気持ちが軽やかになってきた昨今です。
 1月16日から、22日までの、当事業所の開設お披露目に、貴福知山藍同好会の有志の方々の丹精込められた作品21点を、出展していただきありがとうございました。当事業所を会場として行われました。殺風景な場所が一転、美術館となりました。近隣・関係者に限定したご案内でしたので、参観者は、80名弱にとどまってしまいました。
「藍をはぐくむ」のDVDや、花城さんお手製のパネルに、関心を寄せた利用者さんがいました。何度も繰り返し見ていました。
 自らの手で生葉染めを行えるよう栽培に参加したいと話していました。また、近隣の男性の見学者の一人は、一緒に藍の手入れをしたいと、希望を述べられていました。心強いことです。
 唐突な、しかも手前勝手なお願いに快く応じて下さった福知山藍同好会の皆様方に、心から感謝申し上げます。乾燥葉を届けられるよう、藍の楽しさを味わえるよう、進めてゆきます。』


 福知山藍同好会の生みの親ともいうべき徳島の高田豊輝さんが今回「藍染めは誰でも出来る」の第七版を昨年9月に出版されました。
 高田式発酵すくもによる藍建てをする私たちにとっては「座右の銘」とも言うべき著書です。希望者は同好会までご連絡下さい。
(一冊2,000円)



一つ上へ